ネット被害とは

昨今、インターネットの普及に伴い、いつでも、だれでも、瞬時に膨大な情報を取得することができるようになりました。インターネットの普及に伴い、社会活動はより一層利便性を増し、活発化し、多様化するようになりました。しかし、その一方で、情報の爆発的な流通による弊害も多々生じるようになりました。嘘の情報でもあたかも真実かのように流通し、小さな情報からでも個人のプライバシーが流出するなど、その弊害には様々なものがあります。その情報を悪用しようとする者も現れています。

　ネット被害は、こうしたインターネットの普及により、何らかの被害を受けることをいいます。ＳＮＳに何気なくアップロードした写真からプライバシーが流出してストーカーがその情報を利用したり、恋人からリベンジポルノを受けたり、嘘の情報を掲示板などに記載されて悪評が流れたりと、その態様は様々です。

　一度ネット上に情報が流れてしまうと、「いつでも、だれでも、瞬時に」その情報を取得されてしまいます。その被害を最小限に抑えるためには、当該情報をネット上から削除する必要があります（場合によっては、加害者を特定して損害賠償請求をすることもできます。）。こうすることで、その情報を根本から削除することができ、被害を最小限に抑えることができるのです。